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今こそリーダーシップを示す時

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ハリウッドから始まった #me too ムーブメントをご存知でしょうか? セクシュアル・ハラスメント、性暴力を告発するこの運動は 日本では盛り上がりに欠けると指摘されています。 日本では、訴え出た被害者が素性を詮索され、バッシングをされるなどの 二次被害を受け、加害者が処罰されることがほとんどないという状況にあります。 このような現状では、 #me too ということ自体が、不利益になります。 声を上げることができなくて当然だと私は思います。 それでも、 #me too は確実に意識を変えているのだと 今回の財務省セクハラ問題を見ていて思いました 被害者は、これまでも声を上げてきました 誰にも聞いてもらえなくても 否定されても 組織をやめさせられたり、人格を貶められる不利益を被っても その長い列に私も連なってます そして、今必要なのは、被害者が声を上げることではなく 権力を持つものがリーダーシップを示すことです。 セクシュアル・ハラスメント、性暴力のリーダーシップとは リーダーシップとは 1、被害者を保護すること 2、公正な事実確認をすること 3、セクシュアル・ハラスメント、性暴力を絶対に許さないという強い意思を示すこと です。 財務省のセクハラへの対応は大きな問題です 加害者が属する組織と契約する弁護士に名乗り出るよう求めることは   被害者に「個人情報が守られないかもしれない」「批判や攻撃に使われるかもしれない」   という不安や恐怖を抱かせることが当然予測されます。 更に、名乗り出ないことで 被害がないという証明のように扱うことができ、悪質です。このような対応は 被害者を萎縮させ、セクハラを容認する文化につながり、被害者保護になりません。 また、加害者側と契約している弁護士なので、立場上も公正でもありません。 そして何より欠けているのは、 セクシュアル・ハラスメント、性暴力を絶対に許さないという強い意思を示していな いことです。 意思がないから、被害者を保護するという責任を示さず 公正な事実確認をするという行動に欠けているのです 日本