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責任を取るほど成長する

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秋のバラが綺麗に咲く季節になりましたね。 一般社団法人Springを立ち上げて早5ヶ月。 1年目とは思えないほど様々な活動を展開しています。
一般社団法人Springブログ
目まぐるしく、日々加速度がついてパワーアップしているような 毎日ですが、自分自身の活動や仕事も丁寧に生きたいと思う 心の余裕がようやく戻ってきました。
これも、Springに集ってくださった皆さんがそれぞれに 思いを乗せて活動してくださるおかげです。

この間、たくさんの本を読みましたが 「大切なことだけをやりなさい」の中に
責任を取るほど、自信は高まり、未来のためのエネルギーが湧いてくる。 そして、責任を取るほど、ますます自分の能力や才能を信じられるようになってくる(p.32)
という言葉が書いてありました。 本を出した責任や国会で発言した責任を私が取らないといけないんでしょうか と思ったこともあったけれど、 私の言葉や行動に応え、動いてくれた人々の思いや行動が 考えてもいなかった局面に私たちを連れてきてくれたと思います。
そして、私自身の成長を導いてくれたとも思っています。 思いを燃料にして、遠くまで進みたい。
これからも、レバレッジを効かせて、アクセルを踏み、マルチ化して 成果をあげていきたいと思います。



【東京】11月3日 エセナ5講演

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11月3日は、東京ウイメンズプラザでエセナ5の10周年記念講演に登壇します!。
NPO法人レジリエンス中島さちさんとご一緒です。

エセナ5が立ち上がってから10年の歩みは、私の回復の歩みでもあります。

この前、打ち合わせをして中島さちさんと
「☆さんたちは「どうしてできないの?」と言われることで恥を感じるし
できないように見える☆さんを責める力も強く働くと思う」
(レジリエンスでは被害者ではなく、☆さんと呼びます)

と言われてい、本当にそうだなぁ、性暴力を受けたからできないようになったのに
それが本人の責任にのように言われること
できなくなることが、トラウマの症状として正常であることが知られていないこと
できていることに注目していくことの大切さが、まだまだ知られていないと
改めて感じました。

さちさんの洞察と思いの深さにいつも感服しています。

11月3日の講演会、私たちのテーマは
中島さちさん  一人一人ができること
山本潤 私ができるようになったことと刑法性犯罪改正

というテーマでお話ししたいと思います。

10年前、人が怖く、世界が怖く、私ができることはとっても限られていて、
希望や夢も持ちようがありませんでした。
でも、今は自分が望むことを自分らしくできていると感じています。

それは一人でできるようになったのではなく、先を行く仲間のさちさん
そして、エセナ5の皆さんに支えられたからでもあります。

さちさんが、初めて性暴力をテーマにお話したのもエセナ5
私も、初めて性暴力被害についてお話したのがエセナ5でした。

エセナ5があったからこそ
できたことがたくさんあると思います。
日本ではじめて、東京都区内をめぐり性暴力の5回連続講座を毎年実施した団体の10周年記念講演会です。
ぜひお越しください。

会場でお待ちししています(^^)/



【講演】11月7日シンポジウム「性暴力の根絶を目指して~刑法改正後の課題~」

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日本弁護士連合会シンポジウムで講演します。
刑法性犯罪改正について日弁連が出した反対の要望書に、抗議をしに行ったのが2015年。
短いようで月日がたったなと感じます。
読んでいただいたのは、両性の平等委員会でいつも被害側から
誠実に発言されているところです。
お話を伺えるのも楽しみにしています!
どなたでもご参加いただけるので、ぜひお越しください!


https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2017/171107_2.html

110年ぶりに刑法の性暴力犯罪規定の主要部分が改正されました。しかし、暴行脅迫要件の在り方、児童期の性虐待事案の早期発見や時効の在り方、適切な性交同意年齢の検討など、積み残された課題もあります。
本シンポジウムでは、当事者・刑法学研究者・実務家を交えて、最先端の知識を共有し、3年後の見直しに備えることを目指します。
日時2017年11月7日(火) 18時00分~20時30分(17時45分開場予定) 場所 弁護士会館17階1701会議室会場地図 (千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸ノ内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結) 参加費など 参加無料・事前申込不要(定員:120名) 参加対象・人数 どなたでもご参加いただけます。 内容(予定)○基調講演:島岡まな氏(大阪大学大学院高等司法研究科教授) ○講演:山本潤氏(一般社団法人Spring代表理事) ○パネルディスカッション: [パネリスト] ・島岡氏 ・山本氏 ・角田由紀子氏(弁護士・元法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会委員)
チラシ (PDFファイル;317KB)
臨時保育施設のお申込について 【要予約】未就学児を対象に臨時保育室を開設します。 ご希望の方は、10月30日(月)までに下記問い合わせ先まで必ずお電話ください。 なお、お預かりするお子様の月齢は、【生後6か月以上】とさせていただきます。 また、健康条件によってはお引き受けいたしかねる場合がありますのでご了承ください。 主催 日本弁護士連合会 お問い合わせ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課  TEL 03-3580-9512

【9/23;東京】Springキックオフイベント:法律を変えて人生を変えよう!+時効について思う事

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7月7日に一般社団法人Springを立ち上げて、2か月。 目まぐるしい怒涛の日々でした。。。(いつも?)
遅ればせながら、9月23日にキックオフイベントを開催します。
さて、突然ですが次のような会話をどう思いますか? 閲覧注意な会話だと思うなので、キックオフイベントだけ読みたい方は 【9/23;東京】Springキックオフイベント:法律を変えて人生を変えよう!
上をクリックして、ここだけ読んでください。



【会話】
質問>「小学生のいとこに、成人だった自分が強姦をしてしまいました。もう時効になってますけど、相手から告訴やいろんな手を使ってきても知らん顔をしていてもよいのでしょうか?その時の証人は僕の母親と叔母だけです。」
弁護士答え「あなたが民事の賠償責任を負う可能性はあるでしょう。
刑事責任については公訴時効が成立すれば負わないでしょう。」
出展:弁護士ドットコム
私はこれを読むと、毎回血が逆流するような感じがします。 強制性交等罪(旧強姦罪)の時効は10年です。 小学生をレイプしても、10年過ぎたら、刑事罰に問えないのが今の日本です。 刑法性犯罪は6月に改正されましたが、これは変わりありません。
ドイツでは、子どもの時の性的虐待を被害者のためのコールセンターに問い合わせた人の平均年齢が 46歳であったことから、満30歳まで公訴時効を停止、刑事公訴時効を20年としました。(刑事法ジャーナルvol.45 p.99.100)
スイスは、12歳未満の児童に対して性犯罪がなされた場合には、時効を撤廃しています。 (刑事法ジャーナルvol.45 p.115)
私は、今回成立した監護者性交等罪(親などの立場の人が18愛未満の子どもに性交すれば罪に問える) が30年前にできていたら、私の人生は変わったと思います。
親などの立場の人が子どもに性交することが犯罪だと明記されたからです。 それまでは、親子であっても真摯な同意のある性交はありうるかもしれないと言われていましたからね。
同じように、子どもへの性被害は時間がたったからといって許される問題ではないと 社会が明確に示す必要があります。
そのためのルールを法律につくることが大切なのです。
性暴力が、子どもに行われる場合、深く傷つきながらも それが暴力だと、侵害だと認識できない場合があります。 トラウマにより記憶喪失や忘却により 虐待を長い歳月が…

性犯罪の保護法益

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「どうして日本の刑期はそんなに短い?」
フラン人ジャーナリストに聞かれた時、咄嗟に頭に浮かんだのは保護法益のことだった。 保護法益とは、法律によって守られるべき権利あるいは利益のことである(船山泰範「刑法」弘文堂,H21年,p247)
私もそんな言葉は、刑法を学ぶようになり初めて知った。

2015年10月の刑法勉強会の最初の授業で出てきた言葉であり、 重要な考えであることは教授の口ぶりからも推察できたけれど、その意味はさっぱり分からなかった。
それから、1年9か月フランス人ジャーナリストに説明するときにやっとその意味をつなげることができた。
フランスのレイプの刑期は15年以下の懲役だ。(刑法ジャーナル2015 vol.45 p.123) 日本の強制性交等罪(旧強姦罪)が、改正されて、懲役5年以上になったとはいえ、彼女の目から見たらあまりにも短いと思うだろう。ましてや、旧強姦罪では懲役3年だった。また、酌量減軽されて執行猶予がつくことも多かった。
どうして日本の刑期が短いかを彼女に説明するときに、私は保護法益の説明から始めた。
保護法益は、重要な順に 生命  身体 自由 名誉 財産
となっている。 その中で、性犯罪は、性的自由を侵害する罪として上から3番目に位置付けられている。
生命 殺人罪 身体 傷害罪など 自由 性犯罪など 名誉 名誉棄損など 財産 窃盗など


つまり、心身を傷害する罪とは考えられていない。 一方フランスでは、
『その保護法益は 生命に続いて重要な「人の身体的・精神的完全性」である。それは
「自由に対する侵害」より重い犯罪としてとらえられているのである。』(女性犯罪研究会「性犯罪・被害」尚学舎,2014,p.271)
ゆえにフランス刑法は、 「どのような性質であれ、他人の身体に対して暴行、強制、又は急襲(不意打ち)によって起こされたあらゆる性的挿入行為は強姦とする」(女性犯罪研究会「性犯罪・被害」尚学舎,2014,p.270)
と定義し、また、指やモノであっても強姦は成立する。

日本と同じように性的自由を侵害する罪としているイタリアの刑期は、「5年以上10年以下」 (女性犯罪研究会「性犯罪・被害」尚学舎,2014,p.311)である。
このように何が侵害されたのか、保護法益が何であるのかという事は 刑法の考え方に大きくかかわってくる。
私は自分の経験から、私自身の心身は大きく損なわれたと感じている。 損なわれた部分…

2017年後半講演会予定

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2017年後半講演会予定です。
まだ詳細が決まっていないものもあるので、確定次第UPしていきます。

2017/8/12(土) 犯罪被害者支援に関するシンポジウム 「生 き る こ と の リ ア ル」
【日時】8月12日(土)10時00分 ~ 16時30分
【場所】 同志社大学寒梅館ハーディーホール    アクセス方法及び地図はこちら
【内容】●午後の部
山本 潤  講演      開場  午後1時30分     講演開始  午後1時50分 【申し込み】
入場無料です(定員座席約800席)。事前申込不要ですが、京都弁護士会へ事前申 込みして戴ければ席を確保致します。下記からチラシをダウンロードして戴き、 
ファックスにて申し込んで戴ければ幸いです。 
ご案内チラシはこちら→[[ダウンロード](.pdf 形式)
主催:京都弁護士会   TEL 075-231-2378
共催:日本弁護士連合会 
後援:公益社団法人京都犯罪被害者支援センター 


9/10(日)富山

【日時】9月10日(日)
【場所】富山県富山市 安住町5-21 サンシップ富山1F福祉ホール
【内容】講演 「性暴力と生きることのリアル 回復のために必要なこと」山本潤
    対談 「性暴力について共に考える」 山本潤×種部恭子(女性クリニックWe!TOYAMA院長・産婦人科医)
【申し込み】申し込み不要
【主催】富山県 【共催】ウイメンズカウンセリング富山










9/30(土)東京 全国シェルターネットシンポジウム
【日時】9月30日(土)~10月1日(日)
【場所】東京:アルカディア市ヶ谷(私学会館)
【内容】シンポジウム 「ノーモア暴力:私たちにできること」
進行:
戒能民江さん(お茶の水女子大学名誉教授)
登壇者:
山本潤さん(SANE・性暴力被害者支援看護師)
加藤治子さん(産婦人科医、性暴力救援センター・大阪SACHICO代表)
松本周子さん(全国婦人相談員連絡協議会会長)
打越さく良さん(弁護士)
手話通訳 【申し込み】ご参加にはお申し込みが必要です。
【主催】NPO法人全国シェルターネット、
NPO法人全国女性シェルターネット、第20回シェルターシンポジウム2017in東京実行委員会


7/13 本質的な改正ではない

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本日、110年ぶりに刑法性犯罪が大幅に改正されました。
怒涛の約2年間を振り返ると感慨深いです。

私は、2015年7月の国会議員会館で行われた院内集会で「性犯罪の罰則に関する検討会」の取りまとめ報告書の内容を聞きました。
その時に「極めてまれなケースかもしれないが、親子間でも真摯な同意にもとづく性的な関係が全く起こらないとは言えないのではないか」という意見を聞き、対等性がないところに同意はない、という事すらわかっていない人が、性犯罪の改正を議論していることに強い衝撃を受けました。

そして、2015年8月に「性暴力と刑法を考える当事者の会」を立ち上げ、
検討会の後の議論の場である、法制審議会に2回要望書を提出し、
2016年5月には法制審議会のヒアリングに参加するなどして
被害当事者からの声を届けていきました。

2016年秋からは、明日少女隊、NPO法人しあわせなみだ、ちゃぶ台返し女子アクションと共に「刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト」に参加しました。
そして、国会議員や報道記者、学生や市民に向けて、性暴力被害の実態を経験やデータを通して伝え
暴行脅迫要件の撤廃と叶わない場合の構成要件の追加、
そして、必ず通常国会での改正を実現してほしいと訴えてきました。

今回の改正は、昨年9月に提出された法制審議会要綱(骨子)と変わらないものであるものの、司法関係者への研修の必要性や支援体制の充実が附帯決議案に盛り込まれ、
3年後の見直しが附則(刑法の条文と同等の効力を持つ)となるなど、評価する事が出来ます。

内容についても、以下の変更は一定の前進だと思っています。
疑問に思っているところもあるので、[ ]に書きました。
<定義>
▼性別規定の撤廃(女性以外も被害者に、男性以外も加害者に)
▼これまでの男性器への女性器への挿入だけでなく、肛門性交・口腔性交も含める
[しかし、手指や、異物などの挿入をされても強制性交等罪(旧強姦罪)
 にならないのは問題]

<法定刑>
▼法定刑が3年以上の有期懲役から5年以上の有期懲役に
[減刑されて執行猶予がつくことがないようにしてほしい。また効果的な再犯防止
 プログラムを実施してほしい]

<監護者性交等罪の追加>
▼被害者が18歳未満で加害者が監護者(親などの衣食住の世話をし生活全般にわたって依存・非依存関係ないし保護・非保護の関係がある者…

7/16【東京】世の中が変わる瞬間って、どんなことが起きているの?〜性暴力をなくしたい私たちがした刑法改正に向けたゴール設定、戦略づくりから実践まで〜

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6月16日に110年ぶりに大幅に改正された刑法性犯罪
私が代表を務めていた「性暴力と刑法を考える当事者の会」「明日少女隊」「NPO法人しあわせなみだ」「ちゃぶ台返し女子アクション」のメンバーが友人が国会議員に面会をし、性犯罪の実状を知らせるワークショップを行い、アートを活用した発信やダンスなどを通じて取り組んできました。

改正を後押しするため、私たちが行ったキャンペーンの具体的な活動内容を
7月16日(日)10時半~12時半に報告する
イベントを開きます。

ぜひ、お越しください!!

以下、ご案内です。

*****************
今年の6月、刑法性犯罪規定が110年ぶりに改正されました。

Change.orgには、この改正を後押しするため「『イヤよイヤよは嫌なんです』性暴力被害者が前向きに生きられる日本に!」という署名キャンペーンが2016年10月から立ち上がり、改正直前には54,423名の賛同を集めていました。

キャンペーンページ:https://goo.gl/O4NwLV

今回の改正は当事者団体や女性団体が長年にわたり不断のアプローチを行われてきたことに加え、このキャンペーンを発信した人たちのように、それまで団体に属さなかった個人が集まり、ネットも積極的に活用し新たに声をあげたことも一つの要因だったとChange.orgでは考えています。

そこで今回、Change.orgでこの署名キャンペーンを立ち上げた「刑法性犯罪を変えよう!プロジェクト」のメンバーたちを呼び、イベントを行うことにしました。

性暴力という社会で蓋をされがちな問題で、どうしてこれだけ共感の輪を広げられたのか、事例を元に、実際に動いたメンバーたちに語ってもらいます。

性暴力という特定の社会問題に限らず、何かこの社会に声をあげたい、変えるためのムーブメントを起こしたいと思っている人に、ヒントとなる取り組みが沢山紹介される予定です。

ぜひご取材に、もしくは一市民としてご参加いただけますと幸いです。

詳しくは、以下のイベント告知詳細をご覧ください。