日本弁護士連合会「性犯罪の罰則整備に関する意見書」への反対要望書の提出

11月2日(水)に日本弁護士連合会の「性犯罪の罰則整備に関する意見書」への反対要望書と質問書を私が参加している「性暴力と刑法を考える当事者の会」から、57団体の賛同をいただいた「性暴力禁止法を作ろうネットワーク」の抗議要望書、「近親かん虐待当事者グループSIAb.」と共に提出してきました。
 刑法改正に対し、日弁連は①膣性交は5年の懲役、肛門性交・口腔性交は3年の懲役にとどめるべき、②親子などの監護者でも真摯な同意のある性交はありうるのだから、本人の意思に反する性交のみ明文化するべき と言っていますが、「親子で真摯な同意のある性行なんてあるか~~~!」とちゃぶ台をひっくり返したいくらい怒りに震える内容だったので、反対し抗議してきました。
 日弁連は加害者弁護側が強いので、以上のような意見書になったようですが、被害者側としては受け入れがたい二次被害な意見書であると、強調し、1時間の面談で意見交換をしてきました。
 しかし、どうして「13歳以上性交の意味を理解出ると考えるのか」、「親子で真摯な同意のある性行為が成立するとはどういう状況を考えているのか」等の質問書を出したのですが、答えてもらえなかったです。市民に説明できない意見書を出しているのも変ですよ!とも伝えてきました。大変疲れましたが言う必要があることは言えたと思います。
その後、記者会見を地方裁判所の記者クラブで開き15人の記者さんが来てくれました。弁護士会の意見書は本当にヘン! 変なことが多い、日本の性犯罪の状況変えるために、今後も協力し合って頑張っていきたいです。
ちなみにこちらが日本弁護士連合会の意見書です。
http://www.nichibenren.or.jp/…/da…/2016/opinion_160915_4.pdf
HP↓
http://www.nichibenren.or.jp/…/opin…/year/2016/160915_4.html
「性暴力と刑法を考える当事者の会」HPに日弁連への要望書・質問書提出の経過を説明しています。要望書・質問書全文も載せたのでどうぞご覧ください。
http://saandcliminallaw15.jimdo.com/




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