神奈川県性犯罪・性暴力相談員養成研修 講師

神奈川県が来年度に開設する24時間対応のホットラインの相談員、 性犯罪・性暴力相談員養成研修の講師をしてきました。

私の担当は「性犯罪・性暴力が被害者に与える影響と医療機関の対応」

という題でしたが、それまでの講座が座学が多い印象だったので、ワークやクイズを多く入れました。
 この講座の構成を考えながら感じたことですが、性暴力って、口で伝えるには限界があると思います。頭の中で考える概念や知識は伝えられると思うのですが、実際には、個々の体に起こることなので共有しすることはできないし、実際に体験するということも無理ですよね。

 それでも、被害者が現実にどのようなことを体験しているかということを理解することは、実態に即した適切な支援を行うために欠かせないことだと思います。

 
そのために、自分の身体で一助なりとも体験して考えることができるワークの重要さを改めて感じました。

 色々と過去にやったワークを思い起こしながら入れましたが、なかなか日本で効果的なワークを学ぶ機会がないので、性暴力についての効果的なワークを学びあえるような場があればいいなと思います。今は、個々の講師がそれぞれに開発したワークを伝えたり、講座で学んだものを応用したりしている感じです。(私だけかもしれませんが)

 性暴力被害について効果的なワークをもっと学びあったり、伝えあったりして、腑に落ちるようなレベルの高い講座ができるといいなと思います。アメリカのレイプクライシスセンターはレベルの高いワークを行っているようなので、いつか学びに行けるといいな♪

 今日は、参加してもらった仲間には、よい構成だったと言ってもらったので反省点は改善し、これからも伝わる講義をしたいと思います。

 参加していただいたみなさま、スタッフの方々、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました♡ 

 




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